芦野の町はかつて奥州街道の城下町として賑わいました。町内には芦野氏に因んだ建造物なども残され、落ち着いた街並みが見られます。
そして芦野石の産地として石の建造物などもまた多く見られます。
     

芦野氏陣屋裏門
廃藩置県の時、芦野氏の陣屋が取り壊しの折り、大塩家がこれを買い付け現在に移築したもの。戦国時代から江戸時代にかけての当時の建築様式や陣屋の構え等陣屋形式の原形をとどめている。
 
栃木県は宇都宮に大谷石という石の一大産地があり、蔵、塀など石の建造物に大谷石を使うのが多いけれど、ここ、芦野は芦野石の産地だけあって大谷石の建造物はあまり見られません。
それと面白い物がありました。屋号の灯籠?です。商店には屋号が当たり前ですが、親戚縁者などが多い地域などでは同姓の家も多く区別するために屋号で呼び合う事が多くなります。そうした屋号が生活の中にとけ込み、根付いているようです。「多磨古屋」「大阪屋」等々それぞれの家に石で作られた屋号看板が立っていました。夜になったらこれに灯が入るのでしょうか?
     
 

芦野のまちなかに「STONE PLAZA」石の美術館があります。
戦前から残る石蔵に新しい建物をくわえ生活空間と石をテーマにした美術館です。美術館と言っても中に沢山美術品が展示されているというのではなく、石の空間を楽しむそんな感じの美術館でしょうか?

石と水の作る空間、本来なら冷たい感じがしてしまうはずですが、端正な直線の世界に何かホッとした物を感じるのが不思議です。
この建物に多く使われている芦野石、福島県の白河石これらの石が持つ暖かみのあるおだやかな表情がそう感じさせるのかも知れませんね。

ここの設計は隈 研吾によるもので2001年国際石材建築大賞(イタリア)を受けているほか、平成13年度の栃木県の「マロニエ建築大賞」にも選ばれています。

美術館は 午前9:30〜午後5:00
       毎週月曜日・年末・年始  月曜日祝日の時はその翌日
       入館料=500円

素敵な空間ではありますが、入館料500円については???感じ方が別れるところでしょうね。  
       

館内の石蔵ギャラリーではコンサートなど色々な催しが行われているようです。行った時にはギャラリー内にはピアノがおかれていました。石の壁をバックにおかれたピアノ、良い雰囲気です。
先日行われたピアノリサイタルが行われたようですが、このギャラリーの中どんな響きをしたのでしょうね?

石と水のギャラリーでは「杉山 仁彫刻展」が行われていました。スリットを通して差し込むほのかな明かりの空間に作品が浮かび上がります。で、作品の意味する物は????
 


STONE PLAZAからすぐ近くに「那須歴史探訪館」があります。
「那須町は古くから文化伝播の経路にあり、遺跡、史跡が数多く残っています。那須歴史探訪館は、町の歴史を「道」をテーマに表現しています。四季折々に変化を見せる那須の自然に培われた風土、生活にふれてみて下さい。」(那須町のホームページより)

中では那須町の歴史・出来事を年表や映像で紹介するほか、旧石器時代の石器など出土品や地元那須・伊王野氏など武家ゆかりの品々などが展示され、那須のこれまでの歩みを知ることが出来ます。

高台に作られた探訪館の展望台?からは芦野の町が一望できます。
この建物の設計はSTONE PLAZAと同じ隈 研吾氏。平屋作り大きい庇に紫陽花の花が彩りを添えていました。この建物、何か見覚えありませんか?

 
 
 
参考サイト:STONE PLAZA 芦野の里 那須町のホームページ
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